50代で起業 後悔しないための自遊な生き方

15年勤めた会社を辞めて起業を成功させるために僕がやろうとしていること

領収証や納品書という複写式伝票印刷

1分でわかる日本の印刷の原点

日本最古の印刷物といわれる「百万塔陀羅尼経」は奈良時代木版印刷で作られたものです。ドイツのグーテンベルグ活版印刷を発明したのが、15世紀半ば頃の事ですから、そこからさかのぼること700年前の話なんですね。まさに国宝級の印刷物です。

法隆寺をはじめ、10大寺に奉納されたようですが、用途はやはり「目で見てわかるものをたくさんの人に伝える」手段として作られたものという意味に於いて、その考え方は現代の印刷物の原点となっています。

5分でわかる複写式伝票印刷物

今日私たちが紙媒体で印刷されているものは百者百様です。

新聞、雑誌、書籍、チラシ、名刺、パッケージ等・・・消費者に伝える意味に於いては共通でも、特殊な役割を果たしているものがあります。それは?

複写式伝票印刷物です。

具体的には・・・・

領収書、納品書、見積書、契約書などの事務用品として使われる印刷物です。

複写式印刷物の最大の特徴は、書かれた文字を一度に必要枚数分に複写させる仕組みです。昔は紙の裏に青いカーボンが貼ってあり、それが筆圧で下の紙に写る仕組みは同じでも原理は違います。1枚目の紙の裏と複写される紙の表側に薬品が塗ってあって、筆圧で紙同士が化学反応を起こして発色する仕組みです。

ちなみに昔ながらのカーボンを貼っていないので、カーボンがないという意味で「ノーカーボン」といいます。

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必要枚数を一度の記入で賄えるのが複写式伝票の特徴です。とはいえ最近は、ファミリーレストラン等の外食産業では、注文時にハンディーターミナルを使うのが主流ですね。

入力することにより、必要部署に情報を電波で飛ばす仕組みはまさにEメール、いやE伝票といえるかもしれません。

定型の取捨選択された情報のみを取り扱うのであれば、ハンディーターミナルは非常に便利なツールです。しかし、紙の伝票も業種によってはまだまだ必要とされています。そのひとつとして

生鮮野菜や鮮魚を取り扱う市場です。

どの業種でも最終的には、データ化による汎用性の高いものに変換されますが、現場での価格交渉をメモ替わりとしてスピーディーに行なうツールは、伝票がいちばんのようです。(現場の生の意見です。いちいちチマチマスマホなんぞ打ってられるか!?とのこと)

 伝票を複写にするメリット

複写しなくも必要枚数PCからプリントアウトすれば、事足りるんじゃないの?

確かにそうかもしれません。必要枚数の全てが同じ内容ならば・・・です。そこがなかなかそうは簡単に出来ないのが事務処理の難しいところです。

例えば

  • 経理部:粗利を計算するために原価表示と売価が必要
  • 売上管理:売れた数量と総合計金額、お客名が必要
  • お客様:買った商品名と消費税額、税込み価格の表記のみ必要

伝票を千切ってそれぞれの役割を果たすも、誰もが全ての内容を必要としているわけではありません。お客様に原価がバレる伝票は駄目ですし、原価の入ってない伝票は経理部では役に立ちません。

PCでそれなりのシステムを組むことで実現できるものの、それなりの費用がかかることを考えると、1冊数百円で事足りる伝票が使い勝手がいいのかもしれません。(外出先でも気軽に使えますしね)

複写はトラブル防止のお守り

現金を受け取った時に発行する領収証は、返金を要求された時に相手が支払った金額を確認する書類です。

仮に悪意を持った人が、領収証の金額を書き変えて返金の要求してきたらどうしますか?

悪意を持った人でも、複写式の領収書であれば、0を書き足すなどの改ざんが通用しないため、クレームを諦めてくれます。

手書き領収証の基本は

  • 直筆の原本が発行者の控え
  • 青色又は黒色に複写された方がお客様控え

書き換えの処理には必ず打消し線(←ってな感じで)と担当者の訂正印が必要です。また発行担当者のサインの入ってないものは無効とする文言の入った伝票も数多くありますが、すべて悪用防止の為の策といえますね。

 悪用されない使い方をすることで、複写伝票は一種のお守りになるということです。