50代で起業 後悔しないための自遊な生き方

15年勤めた会社を辞めて起業を成功させるために僕がやろうとしていること

あなたの知らないノーカーボンの世界

印刷物の中でも仕事で使われる納品書や請求書等

いわゆる複写式伝票の印刷を得意とする弊社

紙の裏面に青いカーボンが貼られてて書いたら写るヤツでしょ?って思う人数多だけど最近は少なくなりました。物理的に青いカーボンが貼られていなくて、化学反応を利用して写る加工をされた用紙

ノーカーボン用紙のお話です

 

普通の紙とどこが違うの?って聞かれると、見た目は普通だけど、化学反応で写る仕組みになっている薬品臭い用紙です

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発色のメカニズムです。

そもそもノーカーボン用紙って3タイプあります。

・ノーカーボン上用紙→裏面だけに薬品を塗ってある用紙

・ノーカーボン中用紙→両面に薬品を塗ってある用紙

・ノーカーボン下用紙→表面だけに薬品を塗ってある用紙

 

書いたペンの筆圧で用紙が密着し、カプセル内の薬品と顕色剤が化学反応を起こし、プチッと青く発色するわけです(俗に青発色って言います)稀に黒く発色するタイプもありますが、何故青発色させるのか?

簡単に言うと

複写されたものだとわかりやすくするため

大抵伝票類はいちばん上の紙に黒のボールペンで書かれるけど、複写される側も黒だと瞬時に複写物だと気が付きにくい故に青発色が定番になったようです。偽造防止とか諸説がありますが・・・

で・・・ですよ

この紙 見たくれが一緒のため、どの紙が上中下なのか瞬時にわかりません。印刷のオペレーターでさえ、見た目では判断できないので、爪で圧を掛けてわざと発色さえて区別したり専用のスプレーをふちに掛けて判断するようにしています

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実際に印刷に廻される時は何千枚という束で扱うわけですが、わざと発色させる為の減感スプレーを振りかけてどの紙か区別します

・ノーカーボン上用紙→スプレーしても発色しません

・ノーカーボン中用紙→発色します・・・

というか紙を切りそろえた段階で発足するので最初から青く発色しています

・ノーカーボン下用紙→スプレーしたら発色します

これをしてもやっぱり間違う可能性があります・・・その結果“写らへんやんけ!”ってなクレームが発生してしまうのですが、それを防止する最終兵器が、紙の端っこの決まった位置に太っといマジックでジ印を入れるというアナログな方法ですね。

 

製本する時も位置方向を合わせる意味で非常に役に立つのがこの方法です。

 

補足しますが

減感スプレーというのはわざと発色させて写るかどうかをチェックするスプレーなのですが、逆に言うと写らないでいい部分もチェックできるわけです

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例えば3枚複写だと

1枚目は会社控え 2枚目はお客様控え

お客様に渡すものに必要ではない情報もあるわけです。当然写る必要がないわけですから、そこに写らない処理をするのが減感インクによる印刷です

ノーカーボンが化学反応で写るのと同様に、減感インクで印刷することで写らない化学反応を起こすわけです。如何せん透明なインクですし、化学反応させるのも時間が必要なので、加減が非常に難しいわけです。下手に薄く刷ったら写るし、濃く刷り過ぎると本来写るべき部分に紙が浸透し過ぎて、もひとつ下に紙に悪影響を及ぼす等、扱いが難しいわけですね。

 

とまあ、簡単に複写印刷の使われる用紙のご説明でした。次回は不定期ですが第二回目もそのうち記事にしたいと思います。