50代で起業 後悔しないための自遊な生き方

15年勤めた会社を辞めて起業を成功させるために僕がやろうとしていること

50代のGデザイナー限界説

なんでもかんでも年齢で判断する功罪

フリーランスで働く傍ら、広告会社の営業担当とお話しする機会をもった時のお話。

 

◯◯さん(私)は50代ですよね。その年齢でデザインの仕事はキツくないですか?

質問の意味が分からない・・・

体力的に?それとも感覚(センス)の問題?

その彼曰く

両方です。対外的にも若いデザイナーの方が感覚的に優れていると思われるし、ウケがいいんです。お客さんとの打ち合わせで、年食った50を過ぎた熟年デザイナーだと、「大丈夫なの?」って顔されると・・・・

納得がいかないのでその彼に質問

その50代のデザイナーにも今後給料を払って雇い続けるんですよね。50を過ぎれば100%解雇しているなら話は別だけど。でもあなたはそれをキツいと思いながら雇っている。おかしくないですか?経験的に引出しがたくさんある人の方が相対的にいいと思うのは僕の勝手な思い込みでしょうか?

それともうひとつ質問です。

同じ50代で在職中のデザイナーと私の違いはなんと心得ますか?

50代デザイナーの中途採用が皆無に等しい現状、実力的に明確な違いがあるならば納得出来ますが、私にはその答えが見つかりません。

 

意地悪な質問なのは承知です・・・自分で聞いておきながら。

聞きたくない質問はしない方がいいとは思いつつ、言わずにはおれなません。まるで負け犬の遠吠えのようです。

 

50代であろうと60代であろうと、明確な理由がない限り、企業は従業員を解雇出来ません。(しにくいといった方が分りやすいですね)

だから敢えてそういう人材を中途で採用するなんて考えられないということです。

同じ仕事をするならば将来性を考えたならば若い人の方がいいのは理解できます。

でもその若い人もいづれ年を重ねるわけです。そういう扱いをされるのが先々見えてしまう会社に籍をおいて、果たして明るい将来?気持ち良く仕事が出来るでしょうか?

将来の自分の姿を年配の人達を通して移し鏡の如く見えてしまう状況。

私ならば怖くて安心して働けません。

ただでさえ若い労働人口が減り、日本全体の総生産高が下がると予想される中、50代60代の労働者はもっと重宝されてもいいんではないかと思うのは私だけでしょうか?

実績があっても不採用という理不尽

とある広告会社の面接でのお話です。

ポートフォリオ(作品集)を持参しました。自慢じゃないですが自信作です。賞を頂いた広告もあります。

これ全てあなたがデザインされたものなんですか?

はい すべて私が手掛けました(自慢げに)

面接官も感心されていました(社交辞令もかなり含まれているでしょうね)

でも・・・・不採用

その理由は年齢・・・

またまた同じ理由です。

思わず質問してしまいました。

今御社に在職中の最高齢のデザイナーに機会があったら聞いてみてください。

年齢を理由に自分の実力の限界を感じたことがあるかどうかを

私自身、老眼から来る見えにくさはあっても、出来上がる商品に年齢故の古さを感じたことはありません(少なくとも自分自身の中では)若い世代でもいいデザインをする人はたくさんいます。でも・・・・バランスがよくて奇麗なデザインは出来ても、なかなか感動を与えるほどの出来映えにはなり得ない理由を教えて欲しいです。

その理由・・・・・

世代や考え方の違いを理解した物作りをしていないからと断言します。

ものづくりはいろんな世代のアイデアが必須

文字の大きさひとつとってみても、若い人は小さい文字も抵抗なく読めます。視認できて普通、私もそう思っていました。でも50代を迎えてやっと理解できたこと、それは、聞こえて普通、見えて普通がそうじゃなかったということ。

それ故に、老若男女すべての人が同じ思いで受け取れるデザインとはなんだろうという究極の課題が浮かび上がってきたわけです。

広告ですから、それを見て欲しいターゲットだけがわかればいいという考えもあります。その傾向は最近に強いと思います。

昔は演歌であろうと歌謡曲であろうと、誰もが知っている歌がありました。世代の違う者同士の共通の話題があってコミュニケーションがそこで発生していたと記憶します。でも最近はどうでしょう?「聞いたことも見たこともない」情報が溢れています。情報過多なのもその原因です。若者と年輩者を結ぶ共通の話題が無くても、生きていける個の時代です。物作りにいたってはそのターゲット以外は知らなくて(使えなくても)OKという近視眼的な状況。デザインの世界もそれでいいのでしょうか? 

先輩を見て習う・・・自分も通る道ですから

年齢を理由にすることもあれば、年齢を理由にされたくないこともあります。矛盾しているのは重々承知です。それが50代以降の人達の特徴です。

若さで何でも出来てしまう年齢ではないと気がつく訳です。

両方が正しい言い訳だということがその年齢になってやっと理解出来るようになりました。

  • 年いっているからできない
  • 年のせいにして任されないのは腹が立つ

言っていることとやっていることが矛盾してしまう・・・そうやって苦しんでいたんですね、先輩方は。

会社組織では年上の部下というのは当り前にあることです。上下関係に年令を持ち出してはいけないことは常識かもしれませんが、しかし仕事上の指示命令することと、年上の人との接し方は変えないといけないと気付くのは悲しいかな、自分がその年令になってからなんですね。

私自身も20代の頃、自分の考えは正しいの一点張りで先輩を困らせたことがあります。でも今気付いています、正論がすべて通ると思うのは間違いだったと。

年令がいけば、感性が鈍る。50代でデザイナーはキツいといわれる所以です。本人がどう思おうが、世の中も見方はそうなんです。でも・・・・

自分もいづれ通る道ですから、本人のやる気を尊重する考えも残っているじゃないでしょうか?

若年層の労働人口減少を知りながら、十波一絡げに、50代以降はダメという荒っぽい考え方が行き着く先は、世の中の衰退を意味するといって過言ではないような気がします。