はっきりいうと僕は自己啓発本に惚れていると思う。本屋さんに行くと必ずその手のコーナーに10分以上滞在する程。 この本を読めば劇的に自分の人生が変わるかもしれない・・・という悪魔のささやきに負けてしまうわけで。
なぜこれほどの自己啓発本が書店で充実しているのか?
答えは一つ・・・売れるからです。儲かるからです。
・自分を変える◯つの方法
・人生に役立つ◯つの言葉
・今変わらずしていつ変わる?
・◯歳からの起業術
・より良い人生のために
なんか・・・・心をくすぐられるタイトルばかり。多くの人が現状に納得できず、藁にもすがる想いでこういう類いの本を解決策を求めているんでしょうね(僕もそのひとりだけど)
で・・・一度本を手にとってみて、他にもあるから探そ・・・と無意味に店内を一周して・・・でもやっぱり戻って手にしてしまう。もうこうなったら買うしかありません。
最低でも1000円〜1500円の自己啓発本。安いか高いかは個人の価値観にもよるけれど大概の人は「そんなもん読んでも何も変わらんわ!」と頭では理解してます。でも誘惑に負けて買ってしまうと・・・。
今度こそ運命の本かも!?
とか言い聞かせて。
ものすごくいいことが書かれてあります、どれもこれも。その多くは、とにかく読者に行動することを要求します。確かに行動することは大事です。でも行動しろと言われて即行動できたら誰も苦労しません。
本に「この本の内容通りに実行すれば必ずうまくいきます」と書かれてあるのを読んで、「そうなんや!」と即実行できるような人は、最初からそんな本を読まなくてもとっくに動いているはず。
酷い場合は
この本に書かれてあることを実行した結果について、当社は一切の責任は負いかねます。自己責任で実行してください。
買った後にこの一文を読んでやられた・・・って気分になりましたよ・・・
なぜ思うような成果が出ないのでしょうか?
出た答え・・・それは僕を含めた読者が悪いわけではなく、本は読んだだけではどう行動を起こせばいいのかわからないから。つまり動きようがないのです。
前向きに!とか、自己肯定感を高く!とか・・・ひとそれぞれ事情が違うし、性格、性別、年齢等様々な人達に共通して通じる方法なんて有り得ないし。
数多くのテクニックを紹介しておきながら実行できるかどうかは「読者次第」なんて楽な商売と思いませんか?
まあそれを買うのは読者が納得した上でだから文句のいいようもないけれど・・・
僕自身が自己啓発本にどっぷりはまって、その虜になっているのは先述通り。数千円の本に書かれてあることのたった・・・たった一つでも実現する方法があることに気が付きました。
成果が出る簡単な方法
いきなり結論
読んだ本の内容を人に喋ることです。
えっ?なぜそれだけで?とお思いかもしれません。大概一度読んだ段階で一時的に気持ちが上がるけど、だからといって2回3回と読み返すことって案外ないものです。綺麗な状態のまま本棚に眠るわけです。でも人に説明しようとしたら、何回も読み返す必要があるわけで。
人に話すと自分も同時に聞いています。で、当然お相手も多少は記憶してくれます。(多少オーバーに感動した的な話し方がよりお相手の記憶に残る)そして数ヶ月後、あなたが本に書かれてることにそぐわない行動をすると、その違和感から注意されるわけで。
お前あの時あぁ言ってたけど元に戻ってない?
その言葉に自分が恥ずかしいと思ったら十分効果があったと思います。自分で気が付くのが一番だけど、人から言われることほど身に応えることはないからね。ましてや自分が宣言したことなら尚更です。
自己啓発本は自己責任で!というならば、僕がここで書いたことはあながち間違ってないと思います。