今だけ金だけ自分だけという考え

昨今の政治の世界に感じるのは「今だけ金だけ自分だけ」という風潮です。

他の方々のブログでもこのテーマに関して思いの丈を述べられていますが、予備知識として読み過ぎると自分の考えがブレそうになるので、敢えて直感的に思うことをお話しします。

今だけ

財政面において、毎年予算執行100兆円程度が見込まれています。(内半分が次年度の税収を見込んでの皮算用)政府は財務省主導で緊縮財政が強いられています。デフレ時にも関わらず真逆な政策をしてしまう政府もどうかと思いますが、財務省プライマリーバランスの黒字化という目先の数字だけしか目に入らず、景気がどう転ぼうと「そんなの関係ねぇよ」という姿勢を疑ってしまいます。

京都大学藤井聡教授が内閣官房参与だった頃、「◯兆円規模の補正予算を数年継続させることが出来たらデフレを脱却出来たはず!」単年度だけのパフォーマンスに終わった後悔と自責の念を述べていました。

選挙演説は立派だけど、実際ヤルことは腐っている政治家も同じく。「当選するまで」のその一瞬だけ一所懸命で、えっ?なんで?っていう手の平返しには辟易です。

金だけ自分だけ

またまた政治の世界を例えにすると、利権誘導(レントシーキング)がまさにそれです。自分が欲しい利権を持つ敵対者を「不当な既得権益は許すまじ」と批判して自分のものに引き入れてしまう、悪代官のようなヤツです。財務省の小役人もある意味「金だけ自分だけ」で動いているのでしょうか?自らの出世のために全国民を無視するような設置法のもと、機械のように働いている輩達ですから。

そういう君はどうなの?って話

政治に文句が多い君自身はどないやねん?って聞かれると、全く以て忘己利他には程遠い行いばかりです。

忘己利他(もうこりた)とは?

自分を忘れて他人のためにつくすことを言います。

 人間の性として、どうしても他人よりも、自分中心に物事を考えてしまうことがあります。

  • 「自分」がする。
  • 「自分」が欲しい。
  • 「自分」が食べる。
  • 「自分」が嬉しい。
  • 「自分」がしてあげた。

政治的な批判を書きながら、なんでもかんでも「自分」が中心になってないか?そして悪いのは「お前」になってないか?と思うこと数多です。

よく「相手の立場」で考えようといいますが、相手も「自分」と同じではないし、考え方、感じ方も違うので、100%ではないですが、ドローンで俯瞰から自分の言動や素振りを感じ取って、客観的に「自分視」ができれば、今まで見えてこなかったものが見えてくるのではないでしょうか。政治家も二枚舌の如く、過去に自分が宣言したことと真逆なことを言っている姿を俯瞰で見てみてはいかがでしょうか?

と書き綴るさ中、かなり以前に見たテレビ番組を思い出しました。

橋下徹氏がまだ大阪府知事だった頃、府内在住の高校生相手に対談番組でのやり取り。

学生:経済的理由(親のリストラ等)で進学できない。学力的にも学費の安い公立へは行けず、私立しか選択肢がない。片親家庭に対する援助はないのか?採算の取れない無駄な高速道路を作ったり、アメリカから無駄な戦闘機を買う金があるならば、教育に廻して欲しい。

橋下徹氏:中学校までは義務教育。しかし、高校以降は、義務ではなく全て自己責任の上で選択した道だからそれは仕方ない。それ以前に、希望校に行けるように君は努力したのか?社会は甘くない。誰も手を差し伸べてくれないんだよ。高速道路は必要だと思うからお金を掛ける。必要ではないと言うならば君が政治家になって世の中を変えてみたらどうか?

橋下氏の最近のツイートで、「経済的理由で進路を断たれる教育はあってはならない」と述べていましたが、以前の氏の言葉は真逆ですね。たくさんの生徒からの投げ掛けに全て理不尽な返事の橋下氏。努力してない君に非があるとでも言うのか?経済的理由まで子供が背負う義務があるというのか?無駄な道路を作る金があるのに教育にはお金を使わないのか?(日本は国の教育に使う支出は先進国43カ国中で最下位に近い)ならば、そういう家庭から生まれたことも自己責任なのか?日本という国に生まれたことが不幸なのか?全く以て橋下氏の発言には納得できません。その発言はまるで「自分は市民にしてあげた。応えられない君たちが悪い」と聞こえる。

在任中だけ。自分だけ。君達自身のことだから自己責任で対処しなさい。

血も涙もないです。

現代の若者はどうなのか?

先の橋下氏に噛み付いた大阪の中学生の意識は比較的高いとは思いますが、そうではない方々もいるのは事実です。例えば、20代の若者の選挙に行く比率が全世代の中で一番低いこと。

自分が投票しても何も変わらないし自分の興味があることしかしたくない

私も結婚するまでは同じような意識でしたが、自分の甲斐性で生活するようになって変わりました。知っていないと大人として恥ずかしいことってあるじゃないですか?最近だと年金や消費税の問題、貨幣論とか経済論等。悪徳政治家に騙され続けて、今やっと真実を知ってしまったからには責任もって受けとめて覚悟を決めて生きないといけません(少々オーバーです)。

 政治に興味のない若者にひと言申す。

政治家は投票してもらわないと当選しません(当然)。現在選挙に行く年齢層が比較的多い40代〜50代ということは、その年代に刺さる公約を宣言すれば当選しやすいですよね。逆に若年層向けの公約を打ち出しても、その年代の人達は選挙に行かないわけですから、票の皮算用ができません・・・ならば当てにならないその年代はある意味無視するようになります。(当てにならないとは酷い物言いですね)そしてますます若者は「自分には関係ないし・・・」と政治に縁遠くなるという負のスパイラルが続くわけです。

香港のような暴動は決してあってはならないと思うものの、仮に日本であれだけ影響力を及ぼすことが起こったとしても「自分には関係ないし・・・」って無関心を装えるのでしょうか?

そんな荒療治が嫌ならば、先の大阪の中学生のようにもっと“今だけ金だけ自分だけ”じゃない自己主張をしてほしい。そして政治に関心を持ってほしいと思います。