藤井聡 vs 片山さつき 消費増税の是非討論

2020年1月23日に放送された羽鳥慎一モーニングショーのそもそも総研で、「そもそも消費税”減税”是か非か」について自民党片山さつき議員と京都大学藤井聡教授の生激論が行われました。

消費増税の是非に関して、今までどちらか一方の意見を個別に聞くという状況しかなかったので、今回の直接対決、どんなやり取りがあるのか、真実を知る怖さというか理性的に討論できるのか若干不安がありましたが、まぁひと言でいうと「痛快そのもの」という印象です。

消費税は消費の罰金です

この言葉は以前から藤井聡氏が言われていた言葉です。環境を犯す要素があるものに課税する環境税(炭素税など)、道路への負担を車の重さに比例して課税する自動車重量税、消費税は過剰になった需要を抑えるための税金ですから、他の税同様に使用を抑える罰的要素のある税です。

消費税は1989年に3%、1997年に5%、2014年に8%。そして2019年10月には10%に引き上げられました。その間バブル崩壊リーマンショック、東日本震災を経て現在に至るわけですが、増税があるたびに消費が落ち込み、その後の成長が徐々に鈍化しいるのが絵で見て分かります。

(オレンジ色の点線が伸び率の推移です。増税する度に角度が緩やかに。このグラフで極論5%のまま推移していれば、現在より150%増しの経済成長の可能性がありました。)

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おそらく藤井氏の見解では、10%増税後の消費伸び率は8%増税時の半分くらいの水準に落ち込むと推測されます。

これに対して、片山さつき氏の見解は、

消費伸び率の低下は消費増税が主な原因ではなく、少子化と台風の影響と申しております。確かに労働人口は減少し、お金を使わない高齢者が増加すると、消費のパイそのものが小さくなるのは分かりますが、5年毎に人口がいきなり1000万人ずつ減少するわけでもありませんし、減少することは30年以上前から予想されていたことです。仮にそうならば、消費伸び率も同じ条件下でも下がるのは必至なのに、上図のオレンジの点線はほぼ直線に近いカタチで延びていることを考えると、伸び率減少を少子化と限定するのは詭弁としかいいようがありません。

論点をずらそうと必死な素振りに辟易

藤井氏が様々な事例をもとに、経済停滞の原因と今後の成長のために必要な政策を述べているにもかかわらず、声をかぶせるような否定的な意見ばかりの片山氏。重箱の隅をつつく論法だけで、藤井氏のように「こうやれば必ず成長する」と言い切る説得力のあることを指し示してくれなかったことが残念で仕方ありません。

また、藤井氏の「消費税5%に戻せば経済成長は確実」に対し、片山氏は「経済成長を示す数字を保証できるんですかぁ?」と反論。

ちょっと待てぃ!

そもそも少子化対策を怠ってきたあなた達が、景気の落ち込みの原因を今更ながら少子化です!って他人事のようにほざいたり、経済成長する保証あるのかって?

それをするのはあなた達政治家の仕事であって、民間人のすることではありません。

実態経済で働いている人の生の声を無視し続けた結果、20年にも及ぶデフレという世の中を作ったことは大罪に価します。とにかく2度も増税した自民党が今後減税するなんて有り得ないので、一刻も早い政権交代財務省と対当に争うことが出来るリーダーの登場を切に願います 。

やっぱり・・・罰金は払いたくないね

国家予算に匹敵するほどの売上を稼ぐ大企業が合法的に法人税減税の措置が施される一方で、幼稚園もしくは小学生低学年の児童がコンビニでお菓子を買ってお金を払っているシーン。当然代金と消費税を払っています。(元は親からもらったお小遣いだけど)

公平と言えば公平、理不尽と言えば理不尽。自分で稼ぐことの出来ない、あんな幼気な子供からもきっちり税金を吸い上げるってマクロ的に見て正しい行為なんでしょうか?子供の頃から税金の知識を!なんておっしゃるのですか?(税金を免除しろと言っているわけではありません)

片山氏は「減税したら将来税収が逆に増える」という考えが理解できないようです。おそらく普段「消費税って負担だよね・・・」って微塵にも思ったことがない人なんでしょうね。

5%に戻した際の税収入の試算に対し、片山氏は「ありえない」と言います。しかし上図の5%時の経済成長を続けた場合、過去の成長率を鑑みるとベクトルは現在より遥か上に達する可能性もあったわけです。10%増税後、更なる増税の予定はないと申していますが、財界の中には、未来永劫10%消費税を続けるのは危険という暴論者も存在します。耳障りの悪いことをいうのも大人の役目とも思っているのでしょうか?迷惑な話です。

5%減税の効果

5%減税がず〜っと続いたら・・・個人的には少しだけ大きい買い物をしたくなるかも・・・。

10%税込で165万円の車が157万円でしょ?その浮いた8万円でナビと高解像度ドライブレコーダーを前後につけて・・・ってなると思う。(私なら)

経済成長のメインエンジンである消費が6割を占めるこの国で、目先のお金に目が眩んだ増税のせいで行き着いた末路をよく見ていただきたい。